カンボジア 教育ボランティアへの海外ボランティア
私が16日間の滞在を終え、突然、パパが私にゆっくり笑顔で一言。「とも、じゃぽん、さびしい、パパ、ママ、せいはん、まりー、せいはん、とも、ごにんかぞく」この言葉を聞いて、涙がこらえられませんでした。
初海外で不安、現地の治安が心配、視野を広げたい、成長したい、人の役に立ちたい、将来の進路に活かしたい、現地の様子が見たい・知りたい、現地の生活を体験したい、子どもたちと交流がしたい
涙が止まらない
私の将来の夢は小学校の教師です。私の目指す教師像というものは、子どもたちに、私自身の体験談を語り、子どもに世界という視野を持ってもらうとともに、子どもから多くの可能性を引っ張り出せる教師になることです。その中でも私は特に、子どもたちに、途上国の現状を伝えたいと思っています。今の日本の子どもたちは、平和ぼけしており、途上国の現状を知らない子どもたちがほとんどです。私自身途上国のことをほとんど知りません。私自身が実際に現地に足を運び、そこでしか味わえない経験を子どもたちに語ることによって、子どもに平和について考えさせられる教師になりたいと思います。また、教師がカンボジアの経験を子どもたちに語ることによって、子どもたちが保護者の方に話したり、また、子どもが大学生になった時に、私の話を思い出して、カンボジアに足を運んでくれることで、カンボジアの現状を多くの人たちが知ることにつながるのかと思い参加を決意しました。
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私は、このプログラムに参加してここでしか得られない素敵なものを沢山学び、感じることが出来ました。
その中でも、私が一番に感じたことは、「言葉が通じなくても心は通じあえることでした。」私にとって、言葉が通じないコミュニケーションに少なからず不安を抱いていました。しかし、そんな私の不安を解消してくれるのは、一緒に参加した仲間を始め、村の全ての人達、何より子どもたちのきらきら輝く笑顔でした。授業中、休み時間、放課後、一日中私たちの周りには、笑顔あふれる子どもたちに囲まれていました。最初は長いと感じた16日間も気づけば明日で最後、本当に時間が経つのが早かったのを今でも覚えています。16日間の中で私は3度別れがありました。一回目と二回目は送り出す側で、1週間、同じ生活を共にした仲間との別れは本当に寂しく、人生で一番の涙がこぼれました。そんな時も子どもたちは優しく駆け寄ってきてくれました。最後の別れは私が送り出される側でした。この時ステイ先のパパがいってくれた言葉を半年以上たった今も心に刻まれています。パパが最後に「とも、じゃぽん、パパ、ママ、せいはん、まりー、とも、ごにんかぞく」と知っている日本語で思いを伝えてくれました。涙が止まりませんでした。そして、子どもたちと別れて、半年後、私の元にカンボジアからある贈り物が届きました。カンボジアの子どもたちが日本語で15行を超えるきれいな字で書いたお手紙です。この夏カンボジアにボランティアに参加した友人が、届けてくれました。子どもたちは半年たった今でも、私がカンボジアを出る時に約束した「必ずまた会いにくるから」という言葉を覚えていてくれていました。半年という全く言葉を交わさない期間があってもお互いの心の中に、16日間の記憶が蘇るほどの出来事だったんだと実感しました。この16日間は思い出にするのではなく、つなげていきたいと心に誓いました。
私は、この経験は必ず記録に残し、私がこれから出会う人に伝えていかなければならないと思いました。私は、将来小学校の教師になります。今の子どもたちは、戦争のことも途上国の現状もほとんど知らないまま成長していきます。日常の当たり前のものに対する感謝の気持ちもなかなか感じることが難しい世の中です。私は、カンボジアで感じたこと、学んだことは必ず子どもたちに伝えていきます。そして、私の話を聞いた子どもたちが一人でも多くカンボジアという土地に足を運び、または日本から出来る支援を考えるようになってくれることを願っています。
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村の子どもたちの約束を守りたいという思いが強くあります。子どもたちの手紙からも、お互いの心が通い合っているのを感じました。また、次は、カンボジアの学校に教材を作っていくことを決意しました。子どもたちに実践的に使える日本語を楽しく学んで欲しい、そして学校で学ぶ子どもたちに夢をもって叶えてほしいという願いが強くなりました。その支援を微力ながらしたい思いがあるからです。
このボランティアは今まで自分が生きてきて、学んだ経験を生かす場所です。これは自分の人間性を見直すきっかけになります。一生懸命に考え、挑戦することで新しい自分に出会えます。子ども達が笑顔で待っています。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
ゆかさん:一回目の滞在で大変お世話になりました。カンボジアの現状を一緒に話すことで、自分の知らない現状を知ることが出来ました。ゆかさんのサポートがあって、私たちの活動が充実していることを感じました。ゆかさんがカンボジアの子どもたちの笑顔で接する姿やカンボジアへの支援をする姿を見て、私も自分にできることをしたいと思うようになりました。また一緒に活動してお話をしたいです。本当にありがとうございました。
おかさん:私がおかさんと初めてお会いして話したのがカンボジアでした。お互い、カンボジアのことをあまり知らない中での交流だったので、ものすごく、おかさんと共に子供と過ごした時間を今でも覚えています。電話対応でおかさんが出た時は本当に嬉しく思い、おかさんとの電話で再びカンボジアに行くことを決意出来ました。おかさんのカンボジアへの思いを聞いて、決断できました。本当にありがとうございました。