カンボジアSDGs海外ボランティア研修への海外ボランティア
何もかもが雄大です!景色も日の心も。日常を忘れられるそんな場所でした。
素敵な出会い
私は今大学三回生です。4月には大学生活最後の一年が始まります。ふと今までの大学生活を振り返ったとき、自分は誰かのために貢献したことがあったの?となりました。何気なく過ぎて行く毎日で、人のために役に立ったと胸をはって言えることがありませんでした。そんなとき、このスタディーツアーの宣伝を見て、素直にやってみたい!と思いました。しかし、本格的なボランティア経験のない私にできるか不安でした。迷った挙句、やっぱりこの大学生活で何か一つでもいいから人とふれあって、一人の人間として社会に貢献したい。と思い、今回思い切って応募させてもらいました。
このスタディーツアーに申し込んだ時は、やる気で満ちあふれていた私ですが、出発が近づくにつれて緊張や不安が押し寄せてきました。一人での参加だったので、誰にも頼れないな。初海外だし何をどうしたらいいのかも分からない。子どもたちとも仲良くなれるかな。など本当に不安でいっぱいでした。不安と緊張を抱えたまま臨んだスタディーツアーでしたが、最終日には最高の思い出になっていました。まず、カンボジアの人たちの気さくな人柄に助けられました。ゲストハウスの人、街ゆく人、店員さん、ガイドさん、みんながあたたかくて、私の緊張は一気にほぐれました。そして、子どもたちは人懐っこくて目をキラキラ輝かせながら話しかけて来てくれました。流暢な英語、片言の日本語。本当にこの子達は勉強を一生懸命しているのだということがよくわかりました。しかも、勉強が好きでいろいろ知りたいという姿勢が見えました。日本では当たり前のように手に入る文房具。もらっても感動の少ない文房具を現地の子どもたちに寄付しました。すると彼らは“thank you!!!”と大喜びでした。私の予想を遥かに超える喜びようにこっちが嬉しくなりました。誰かに喜んでもらいたい、一人でも多くの人を笑顔にしたい、と思っていた私にはこの上ない幸せでした。子どもたちは一人ひとり夢を持っていました。その夢を叶えられるように応援していこうと思いました。また、スタディーツアーではたくさんの日本人の方のお話を聞く機会が何度かありました。今の自分と同じぐらいの年齢で、カンボジアで働こうと決めた方ばかりで、ぼーっと大学生活を送っていた自分が本当に小さく思えました。自分のことで精一杯で、世界に目を向ける余裕なんてことはここに参加する前はありませんでした。残りの大学生活、もっともっと視野を広げて行きたいと思えました。そして、何といってもカンボジアの悲しい過去からの現在を肌で感じてきました。街の様子、遺跡、手や足がない人たち、心が痛むこともたくさんありました。だけど、先述したとおり、カンボジアの人たちの持ち前の明るさなのでしょう、本当にみなさん素敵な笑顔でした。一人でも多くの人を笑顔にしたいと思っていましたが、私が自然と笑顔になっていました。ネガティブなイメージだったカンボジアでしたが、そのイメージはもうありません。私たちが日本に帰ってきてできることは、続けてボランティアに参加することはもちろん大切ですが、カンボジアという国は確実に前を向いて進んでいるということを日本の人に伝えていくことが大切だと思いました。最後に、このスタディーツアーを共に成功させた最高の仲間に出会えて本当によかったです。心から感謝しています。みんなありがとう!数えきれないほどのたくさんの人たちの出逢いを大切に成長していきたいです。
私は将来教師になりたいと考えています。今回のスタディーツアーで得たことや、肌で感じたもの、実際に自分の目で見たもの、耳で聞いたこと、すべてを大切にして、日本の子どもたちに伝えたいと思いました。世界の子どもたちを知ってほしいと思いました。勉強したくてもできない子どもたちがいること、日本では簡単に治せる病気で命を落としていく子どもたちがいること、その日を生きるのに精一杯な子どもたちがいること、だけど強い心を持っている子どもたち。視野の広い教員になって、日本の子どもたちにも視野の広い考え方を持ってもらえるように努めていきたいです。
楽しすぎた!
最初はカルチャーショックの連続で驚くことがたくさんあるかもしれませんが、それも楽しんでください。そして、遺跡などの下調べをしてからの参加をオススメします!