カンボジアSDGs海外ボランティア研修への海外ボランティア
子供達の笑顔は、私たちの心をより豊かなものにしてくれます。
忘れられない
ボランティア活動と海外旅行に以前から興味があったのですが、どちらも中々手が出せずにいました。去年の夏休み、友達がぼらぷらのカンボジアスタディーツアーに参加した話を聞いて、このプログラムなら安心して参加できそうだなと思いました。説明会に行ったところ、丁寧なスタッフさんと、安心できるサポートだなと感じたので、カンボジアに行くことを決心しました。
「カンボジアといえばアンコールワット」私にはその程度の知識しかありませんでした。参加前は、水道のお水は飲んではいけないこと、虫さされに気をつけること、などに対する不安要素の方が強かったです。しかし現地に着いた途端、全国各地からの同世代の参加者と、すぐに打ち解けることができたので、不安という感情よりもワクワクとした気持ちの方が強くなりました。7日間、多くの観光地を巡り、孤児院でボランティアすることで、カンボジアという国の現状を自分の目で確かめることが出来ました。参加前は、カンボジアはとても貧しい国で子供たちは飢餓状態にあるのかと思っていました。しかし現実は違いました。農業が盛んなカンボジアは、食料に恵まれているため、餓死などの心配はなく、医療と教育の正しい知識が無いという問題点をかかえていました。子供たちの親御さんは、自分たちが教育を受けてこなかったこともあり、教育の重要性を理解していません。私たちが出来ることは、子供達に英語や日本語の教育を施すことだなと感じました。これらのことは、実際にカンボジアに行って、自分の目で見たからこそ分かったことです。
また私は、活動時間外の自由時間に、水上生活をする地域を訪れました。友達三人と川沿いを散歩していると、そこで暮らす子供達が遊んでいました。HELLOと声をかけると、最初はその子供達は私たちを警戒しているようでした。しかし、すぐに私たちに懐いてくれて、数十分間おいかけっこをしたり、大縄をしたりして楽しみました。彼らの笑顔は本当にキラキラしていて、心から楽しんでくれているようでした。私たちもとても充実した時間を過ごすことができ、帰ろうとした時…彼らに「$1」と言われました。それまで楽しく遊んでいた子供達が、私たちにお金を求めてきたのです、とても心が苦しかったです。その場で現金を渡すことが正しいのか…私はしばらく考えましたが、数人の子供達みんなに現金を上げるのは厳しいと感じたので、渡すことはしませんでした。その時感じたのは、彼らにとって$1は一日のみならず2日は過ごすことのできる大金であるということ、そして、その$1を稼ぐのがカンボジアでは大変だということ。孤児院のボランティア活動だけでは分からない経験を、私はその時することが出来ました。
まとまりのない文章になってしまいましたが、このカンボジアスタディーツアーを通して、私は自分自身の目でカンボジアの現状を見ることができました。そして、自分を成長させるきっかけを作り出すことができました。たくさんの迷いはありましたが、このツアーに参加することを決心して本当に良かったです。これからは、カンボジアのみならず、世界の貧しい国々の力になれるような活動を積極的に行って行きたいと思いました。
将来の夢がまだ漠然としていたのですが、今回の経験を通して、海外でのボランティア活動に非常に興味を持ちました。カンボジアの子供達を始めとする海外の貧しい子供達に、教育の面または医療の面などで貢献することができたらいいなと感じています。目先の目標としては、また来年の夏、ぼらぷらのツアーに参加したいなと思っています。
迷ってるなら参加するべき!日本では学べないことが学べますよ!