セブ島スタディツアー 6日間への海外ボランティア
日本ってすごいんだよ‼︎
1人参加で不安、現地の治安が心配、英語を上達させたい
感謝でいっぱい
海外の文化に触れて、自分の視野を広げ、自らの将来について考えたかったから。
夏休みという長期休暇を利用して、時間がある時にしかできないことをしたかったから。
英語が好きなため、自分の力を伸ばしていきたいから。
今回私はセブ島スタディツアーに参加しました。セブ島は多くの島々からなるフィリピンという国の1つです。
スタディツアーということで、様々な所に行きました。まずは、スラム街です。スラム街には、所狭しに家が建てられており、隣が目と鼻の先にあるという状況でした。しかも、一軒一軒も非常に狭く、一階も二階も2・3畳ほどの中で13人が暮らしているというような考えられない空間でした。外では、トラックの下の影で人が寝ていたり、人1人が通れるような道に洗濯が干されていたり料理をしていたりと、多くの人の生命力を感じました。
次に、ゴミ山に行きました。自分が想像していたもの以上のものが待ち受けていました。人間が出したゴミが信じられないほどの高さになっており、今でもあの時見た光景や異様な臭いが頭に焼きついています。私自身、自分が歩く所を探すことに精一杯で、思い出すだけで、精神的にも身体的にもダメージを受けます。そのようなゴミ山の横の町には、ハエが群がり、家も木板を貼り付けてできていました。私はそこで出会った町の女の子と男の子を今でも覚えています。見知らぬ私達が来たときには笑顔で歓迎してくれ、私達が帰るときには最後まで手を振り、送り出してくれました。日本では絶対にあり得ないような場所を汚い、臭いと感じ、本音ではすぐに帰りたいと思っていた自分を非常に醜く感じました。
最後に、私達は二日間音楽教室にお世話になりました。フィリピンの学校では、日本の学校のようにルールやマナーを子どもに教えるという環境がなく、それらをこの音楽教室で教え、音楽を通して情操教育を行うことを現地NGOは目指していました。音楽教室にはたくさんの子どもが来て、楽器を楽しんで演奏していました。楽器を奏でるばかりではなく、一緒に昼食を食べたり、ゲームをしたり、お話をしたりしました。最後の日には子どもたちと一緒に野外コンサートをしました。家族や通りすがりの人が見に来てくれ、多くの拍手をもらうことで、子どもたちもこれからまた、より自信を持って演奏し、自分が必要とされているという自己肯定感を持つことが出来るのだなと、音楽の素晴らしさを感じ、それとともに子どもの頃の感情の重要性に気づきました。
私はこのセブ島スタディツアーを通して日本で生きていることに感謝の気持ちを抱き、そして人間の生命力を感じました。自分が当たり前のように日本の空気を吸い、整えられた素晴らしい環境で生きていることが、世界ではどれほど貴重であるかを初めて知りました。美味しいご飯を食べたり、友人と笑い合ったり、全てのことに感謝して生きなければならないのです。そして、どんな状況であれ、人間は自分が生きていくための術を見つけ、強く生きていかなければならないのだと感じました。
今回私がフィリピンという国を選んだのは、英語圏であるフィリピンに行くことで、自分の好きな英語をどのように活用すべきかを見出すためです。フィリピンでは英語を話せる人が多く、現地の人と英語でコミュニケーションをとりました。もともと英語は好きでしたが、現地の人が話している英語を的確に聞き取るのは困難でした。しかしそんな中でも分かる単語を繋げ、自分なりに応答をすることは非常に楽しく、またやりたいとも思いました。
もっと様々な国を見てみたい。
行ってみることで分かることが絶対にある‼︎