インド ボランティアへの海外ボランティア
発達障害で、他人を認知できているのかどうかわからなかった子が自分のことを覚えてくれたこと!
絶対行くべき
私は、小さい頃からずっと国際ボランティアとゆうものに憧れをもっていました。しかし、大学生になって、そのチャンスがあるにもかかわらず、結局挑戦するのがこわい、とゆう理由でチャンスから逃げてしまっていました。大学生でいられるのもあと、2年、このへんで自分のずっと憧れていたものを現実にしたい、と感じてこのプログラムに参加しようと思いました!
この7日間は、楽しいだけで終わらない旅でした。というのは、マイナスな意味ではなくて、楽しいのはもちろんのこと、考えさせられるもの、新たに知れることがそれ以上にたくさんあった、という意味です。私はずっと国際ボランティアに興味があって、大学に入ったら絶対に海外にボランティアしに行こう!と思っていたのですが、少し調べてみると、本当に短期間で現地の人々の役に立てるのか、結局は自己満足なんじゃないか、などマイナスな面に目がいき、自分の中で憧れであった国際ボランティアのイメージ像を壊してしまうのではないかと感じてしまっていました。また、最近大学生の間で国際ボランティアが流行っていて、「意識の高い学生」アピールを周囲にしたくない、というひねくれた考えもありました。(笑)そんなマイナスな考えを脱却しよう、まずは自分の目で見て感じないとわからない!と思いこのツアーに参加しました。いざ、実際にマザーハウスで活動してみると、自分が想像していたマザーハウスとはかなり違ったし、活動も意外と体力がいるものでした。私は10歳前後の重度の障害を抱える子供たちの施設で活動していたのですが、そこの子どもたちはまず言葉が通じない以前に表情から気持ちが読みとれない子が多く、この子たちは何をしたら喜んでくれんのだろう、と本当に戸惑いました。発達障害の子どもも多く、常に奇声を発する子、ずっと宙を見て目の焦点が定まらない子がほとんどでした。活動1日めは、本当に体力的にも精神的にも疲れて、そこでずっとお世話をしているシスターや雇われている施設のスタッフたちをとても尊敬しました。また、施設の子どもたちはこれで本当に幸せなのだろうか、生きているという実感があるのだろうか、と考えたりもしました。けれども、だんだん子どもたちと接する時間が長くなるうちに、この子はこういうことが好きなんだ、とか、私の顔を覚えくれて、見かけたら近寄ってきてくれた、と感じるうちに、この施設が居心地よくなってきました。また、施設で出会ったボランティアたちと会話するのもすごく楽しい思い出になりました。みんなそれぞれに何かしらの思いをもってマザーハウスに来ていて、日本ではなかなか出会えないようなおもしろい人たちと出会うことが出来ました。
インドは、本当に濃くておもしろい国です。常にクラクションが鳴っていたり、車の排気ガスの臭いが街中に充満していたり、「混沌と喧騒の国」とはまさにその通りで、日本人からしたら好き嫌いがはっきり分かれる国だと思います。
けれども、そんな歩いてるだけでも自分を見失いそうになるような国で、マザーテレサやガンジー、アマルティア・センなどの人として尊い道を歩んだ人たちが活動していたんだから、これは一見の価値あり、です。
ボランティアとは言うけれど、自分が得るものが本当に多くて、誰かに何かあげれたのか、実感はなかなか出来ませんが、人生で一度はマザーハウスに行くべき!とは断言できます。この施設活動を通して1人でも多くの人が自分を見つめ直し、またマザーテレサの言うような「愛すること」を少しでも実感して欲しいと思います。
マザーハウスでの施設活動は、実際の自分の日常生活から掛け離れたことが多いように見えて、実は日常で1番大切にしないといけないことを教えてくれました。私はキリスト教徒ではないのですが、一日一回は自分の心を落ち着かせたり、人と関わるうえでの「愛する」姿勢についてだったり...人として1番重要なところを考える機会を与えてもらったので、まだまだ誰に対して愛をあたえる、なんて出来ないけれども、そういう姿勢について自分なりに考えて身につけていきたいと思います。
安全で、とてもいいツアーでした。
このツアーは本当に得るものは多いですが、感動するためには体力が必要!とりあえず、毎食カレーを食べることはオススメできません。笑