インド スタディツアーへの海外ボランティア
自身と同じような問題意識を持った人々が多く参加しており、夜遅くまで談議が尽きることはありませんでした。最後空港で参加者と別れるときは、まるで長年共に過ごしてきた仲間と別れるような名残惜しさでした。
現地の様子が見たい・知りたい
素敵な出会い
私は、障害者福祉に関心があります。障害者福祉というと、ノーマライゼーションの考え方が浸透した北欧の事情などが注目されがちですが、あえて、カーストがあり、差別的な考え方も残る国、インドの障害者福祉事情を知りたいと思い、このスタディツアーへの参加を決めました。
インドスタディツアーでは、かのマザーテレサの名を冠したわが国でも知名度の高いマザーハウスでは、身動きの取れない椅子に座らせられていて、足が細くなってしまっている知的障害児がいたり、また、わが国ではほとんどその名を知られていないが、まるで一つの村のように広大な孤児院があったりと、実際に現地に行ってみて初めて知ることの連続でした。私は大学・大学院で6年間福祉について学んできましたが、日本で学んだ知識だけでは真実を知り切れていないことを痛感した8日間でした。
私は、4月から障害者の就労支援にも携わっている団体で働きます。インドの障害者の就労支援施設で見て学んだことをもとに、学ぶべきところは学び、改善が必要なところはそれを反面教師にして、わが国の障害者の就労支援に生かしていきたいと思います。
他ではできない貴重な経験でき、素晴らしい出会いがあったから。
ボランティアや一人参加はハードルが高く感じられるかもしれませんが、現地に行ってみなければ知ることのできない真実を知れることや全国に友人ができることは一生ものの経験です。ぜひ一歩踏み出してみてください。