バリ島 スタディツアーへの海外ボランティア
あたたかく受け入れて下さった孤児院の人々に感謝です。このプログラムを企画運営してくださったボランティアプラットホームのみなさんにも本当に感謝しています。
視野が広がった
大学生になったら何か、ボランティア活動に参加しようと考えてはいたものの、お金がないから、時間がないから、と言い訳をして先延ばしにしてしまっていました。しかし、自分で何かきっかけをつくらないといつまでたっても行動に移せないと思い、今回参加を決めました。
Apa kabar?
と聞くと、みんな笑顔でBaik!と答えてくれました。バリの人々は本当に優しくて気の利く、いい人々でした。
今回参加させていただいたのは、100人以上いる孤児院に泊めていただき、子供たちと交流したり、老人ホームやウミガメの保護施設、ゴミ処理場を見学したりと内容の濃いプログラムでした。バリ島での生活は特に不自由なく、本当に充実したものでした。学んだことはたくさんあるのですが、印象的だったことをいくつか書かせてもらいます。
孤児院では子供たちがそれぞれ自分専用のお皿とスプーンを管理し、それを食事の際に持ってくるというスタイルでした。食事のときに気になったのが、1つのお皿やスプーンを兄弟や友達と一緒に使っている子がいたことでした。私は自分達に貸していただいているために、彼らの分がないのではないかと申し訳ない気持ちになり、そのことをスタッフの方に話してみました。すると、共有することの何が悪いのかと驚いた顔をされました。彼らはお皿を洗っていないか、自分の分を部屋に取りに行くのを怠っているだけで、1年に1度、みんなに平等に新しいお皿を配っているのだと説明され、さらには「仲良くちゃんと共有しているし、いいんじゃない?」とも言われ私も驚きました。
私たちの視点から見て、生活環境のことをもっとこうだったらとか、もっとこういうものがあれば、言い出すとキリがなく、「当たり前」の基準もないので、何が必要か、何をしたらいいのかなど、正直何もわかりませんでした。お節介にならず、役に立つとはどういうことなのかと訳が分からなくなりました。
もう一つ、印象に残ったのはゴミ処理場の環境でした。働いている人の多くがジャワ島からきた貧しい人々らしく、中には子供や自分と同じ年くらいの人もいました。信じられないほどの数のハエや鳥、臭いが衝撃的で、彼らが私たちを見る目が痛かったです。バリ島には観光客が多く、空港でも多くの日本人を目にしましたが、観光業で賑わっている反面、そのために私たちが無駄なゴミを出していることに気付いて、複雑な気持ちになりました。日本にもゴミ問題はあるけれど、私はあまり考えたこともなくて、身近なところでも考えないといけないことは沢山あるのだと思いました。
参考までに、
私は孤児院という言葉から、食べるものもぎりぎりで、衣類も十分ではないのではないところだという勝手なイメージを持っていました。確かに裕福とは言えないかもしれませんが、しかし、
私が次に行くときに持っていきたいものは、日本のお菓子(向こうは暑いので溶けない物)、AKBや少女時代などの音源、ミサンガ用に刺繍糸・ビーズ・マニキュアなどのオシャレをできるもの(子供たちに囲まれえてどこになにがあるかわからなくなるので工夫が必要。刺繍糸はすぐになくなったので多めに)、バトミントン、大きめのやわらかいボール(バトミントンができる程度の広さの中庭のような場所があります。軽くサッカーや円になってバレーボールができますが、物を壊さないように柔らかいボールで)、トランプ、調理用ピーラー(料理の際絶対に便利です)、プラスチックの薄いまな板(まな板が足りないことがあったので)、洗面器((自分用)水浴びの際に)
次行くときにもっとやりたいことは、日本語を教えること、日本の写真を持って行って、文化などを説明すること、インドネシア語をもっと勉強していくこと、メモを取るなどして子供たちの名前をできるだけ覚えること。
最後に。
孤児院のみなさん、ボランティアプラットフォームのみなさん、SIKI BALIのみなさん、またこのプログラムをサポートして下さったすべての方々に感謝します。本当にありがとうございました。
上記の感想には書ききれませんでしたが、鶏をさばいたことや、市場で子供にお金をせがまれたときの気持ちや、別の孤児院との環境の違いなど、本当にたくさん学び、色々なことを考えた1週間でした。今はそのことを思い返し、今後どう活かそうかと考えているところです。世界中の様々な問題の現状を何も知らない自分が嫌で、とりあえず知りたいと思って参加しましたが、そんな軽い気持ちで行って、最後には子供たちにお別れ会まで開いてもらって、孤児院の方にはお世話になってばかりでした。でも今回だけで終わりにせず、今何ができるのか考えて、何らかの形で将来お返しをしたいです。これからもっと勉強していろいろと経験して、いろんな方ともお話がしたいと思っています。
今回学んだことと反省を踏まえて、次回はボランティアという点に重きを置いて活動したいと思うから。
迷っているなら参加した方がいいと思います。
会員様から頂いたメッセージは私達にとって何よりの励みになります!!
本当にお世話になりました。私が今回参加を決めた理由は、大学の授業で学んだ途上国での女性や子供の人権問題に興味を持ち、自分の目で現状を見たいと思ったからでした。しかし、一人では不安があった上、現地の方にも迷惑をかけてしまうだけなのではないかと躊躇してしまっていました。そんな時にインターネットでボランティアプラットホームさんのプログラムを拝見し、しくみにとても感銘を受けました。スタディーツアーでこちらも学べ、受け入れ先のニーズにもこたえられるというのが魅力的でした。プログラムは本当に充実していて、たくさんの貴重な体験をさせていただくことができました。また、事前の資料や確認のメール、当日のサポートなど、本当に至れり尽くせりでした。心から感謝しています。ありがとうございました。