フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア

自分の甘さを痛感した2週間

  • 評価5つ星評価 ニコニコマーク感謝でいっぱい
  • 2012年9月参加
紹介割コードin02422be1d

行ったら100%両親に会いたくなって感謝の気持ちを伝えたくなる。

参加後の気持ち

感謝でいっぱい

プログラムに参加した理由を教えてください

小さい頃から父の働き先に出稼ぎにきているフィリピン人や、友達の親であるフィリピン人との関わりが多かったので、フィリピンという国を身近に感じていました。中学生のときに、メディアでフィリピンのスモーキーマウンテンを取り上げられていたのを目にして、とても衝撃を受けました。また、それによってフィリピンの環境問題、貧困問題などといった今まで知らなかったフィリピンについて知り、なぜ地域によって様々な問題に悩まされているところとそうでないところとがあるのだろうかと疑問も持つようになりました。それから、そういった問題に悩まされている地域のために自分が何かできることを見つけたいと考えるようになりました。そこで今回、このボランティア活動を見つけて、大学に入って3年目で時間にも余裕ができてきたので、この機会にこの活動に参加しようと考えました。この活動に参加して、現地で自分がその地域に住む人々のためにできることをし、また日本に帰ってきてからも何かできることはあるかなどを模索できるような経験を持ち帰ってこれるように、ボランティアに貢献したいと考え、参加を希望しました。

プログラムに参加した感想は?

まず最初に、マスター、ジェニーさん、現地NGOのみんな、日程が一緒だった日本人のみんな、フィリピンで出会った全ての人たち、2週間本当にお世話になりました。いくら思い返しても感謝の気持ちでいっぱいです。
フィリピンに着いた初日から、マスターに「両親に親孝行もしてやれない奴がボランティアに来るな!」「ボランティアは金も愛もありふれている奴がやるものなんだ!」と一喝をいただきました。初日からこんなことを言われるなんて、初対面の人にこんなに怒られるなんて、大変な所に来てしまった…と思ったのが本音です。その日の夜は、ボランティアとは一体何だろうと考えたり、自分はここに来ていていいのかと不安で押しつぶされそうでした。しかし、マスターのおっしゃっていたことは決して間違いではなく、自分の勉強不足、準備不足ゆえにそういう気持ちになり、とても後悔しました。
それから毎日現地での活動を通して、自分の甘さ、日本に生まれたことのありがたさを痛感しました。親がいても自ら朝早く学校も行かないで働いている子供たち、職が無くて昼間からギャンブルをしている大人たちを目の当たりにして、もし自分がここに生まれていたら、もし日本がこんな世の中だったらと考えると心が痛いです。
口で何かやりたい!というのは簡単です。しかし、そう考えたところで、実際に現地に行って何もすることができないのが現実です。現地の子供たちをケアしたいと思っても、スラムで日本人だけで行動することはとても危険なため、子供たちや現地の人のガードがなければどこに行くこともできないのです。ボランティアに行ったほとんどの日本人が、現地の子供たちにボランティア「されてきた」と言っていますが、まさにその通りです。夢だけでは子供たちも、ましてや自分のことも守れません。
ボランティアとは心でやるもの。相手を心から思いやり、見返りも求めず、心からこれしてあげたい!あれしてあげたい!と思えるようになったら、そしてお金も愛も有り余って他の誰かに与えたいと思えるようになったら、何年先になるか分かりませんが、フィリピンにもう一度戻りたいです。
フィリピンでの経験はたくさんのことを学びました。自分1人では何もできない。ここまで生きてこれたのも両親をはじめとする今まで出会った全ての人、モノのおかげです。他者に助けられて「生かされている」から今の自分があることを改めて教えてくれました。日々感謝の気持ちを忘れないで、今後全力で生きていきます。

今後、今回の経験をどのように活かしていきたいですか?

全ての事に感謝すること、毎日全力で生きること、他者を思いやり行動することなど、この経験で培ったことを決して忘れないで、今自分がやるべきことを悔いのないようにやり遂げる。また、日本人として恥ずかしくないように礼儀を忘れないで何事にも行動したい。

ぼらぷらのプログラムでもう一度参加したいですか?

はい

理由

これから参加される方へアドバイスお願いします!

自分が現地で何をやりたいか、自分が行くことによって何を与えられるかを明確に。