フィリピン 貧民区キッズサポートへの海外ボランティア
今、両親と仲が悪くても自分がいるのは、両親のおかげ、両親に感謝を!
感謝でいっぱい
私は、もともと国際協力について興味を持っていました。そのため、今の学校へも入学しました。最初のうちは、自分にも役立てることはたくさんあると思っていました。しかし、実際勉強をしていくなかで、国際協力の難しさ、自分一人では何もできないことを痛感しました。だからと言って、何もせずにはいられないし、せっかく国際協力について学んでいるのならば、実際の現場を見、微量ながらも誰かの支えとなれたらなと思い、このボランティアに参加したいと思いました。まだまだ、国際協力についての知識も浅いし、現実を甘く見ていると思います。そんな自分を見つめなおしたいと思っています。さらに私は、将来の職業選択も迷っています。このボランティアに参加することで何か自分に必要なものを少しでも見つけられたらなと思っています。
今回、インターンに参加してみて、本当に自分の考えの甘さを思い知らされました。国際協力に興味があるから実際に現地で感じてみたい、子供を笑顔にしたい。最初はそう思って参加しました。しかし、実際現地NGOに行ってみると、子供は表現しきれないくらいとびっきりの笑顔で出迎えてくれました。自分はこの子達に逆に笑顔にしてもらって、ボランティアされている、そんな毎日でした。何にも出来やしないのに、何かしなきゃ、そればかり考えて何も行動に起こせなかった一週間でした。マスターには考えるな、心で感じたままに動けと言われていたのに…。だから、後悔もしています。でも、マスターには感謝しています。両親・神物への感謝をより一層教えられました。そのおかげで、日本に帰ってきたときに親の顔をみて自然と泣けてしまいました。そして、すぐに「ありがとう、心配かけてごめんね」と自然にいうことができました。また私はマスターに、「お前はあまり俺に怒られなかったな」と言われました。あの言葉、本当は複雑な気持ちで聞いていました。結局、先輩方の陰に隠れて、中途半端に過ごしてしまった証拠です。怒鳴られたかったわけではないけど、怒られても良いから、もっと動けばよかったと思っています。最初にも書きましたが、子供たちには最初から最後まで本当にお世話になりました。どこに行くにも子供たちがいなければ危険で動けない、スモーキーマウンテンにいってもファーストエイドをやっても、子供たちのアドバイスとサポートがなければ、何もすることができませんでした。ありがとうと何回言っても感謝しきれません。子供たちが大人になってしまう前にもう一度会いたいなと思います。でも、その前に、自分が自分のことにすべて責任をもてるようになって、そうしたらまたあの場所へ戻りたいと思います。
相手が人であっても、物であっても感謝の心を忘れないようにしたいと思います。自分がいるこの環境は恵まれすぎている。これから先、私には就活が待っているので、どんなに大変でもあきらめません。そして、笑顔を絶やさないようにします。
自分の甘さを知ることができるから
行く前に、自分が何をしたいのか、自分に何ができるのか、しっかり考えるべき。