タイ ボランティアへの海外ボランティア
共に過ごしたメンバー、そして山岳民族の人々と気持ちが通じ合った瞬間は何ものにも代えがたいものでした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
感謝でいっぱい
高校生のときから国際協力に興味があり、かねてから直接支援を必要としているところに自ら出向いて現地の状況を改善する活動に興味がありました。さらに、大自然に育まれその中で生活を営む山岳民族の方々と身近に接する中で、今後の自分の生き方を見つめ直すきっかけになればという思いがあって、海外ボランティアの参加を決めました。
初めてNGO施設を訪れたときは正直ものすごく不便に感じました。シャワーは水しか出ないし、トイレも手動水洗。けれども郷に入れば郷に従え、ということでその地の文化を全て受け入れようと決意し、5日間のボランティアをスタートさせました。
ボランティアをしていく中で思ったことはたくさんありますが、気持ちがどれほど強いか、この点が大切なのではと思います。現地に降り立つとそこには必ず人がいて、年齢、性別、民族等関係なく意志疎通する必要性が出てきます。思っていることを伝えたい、分かり合いたい、という一心で接することでコミュニケーションできた、という場面が数多くありました。しかしその一方で、言葉が通じたらもっと深く交流できたかもしれない、という悔しい思いもたくさんしました。これは今後新たな土地に行く際の教訓として、胸に刻んでおきたいと思います。
また最初は不便だと感じていたことも、タイで生活していくうちにそこまで不自由に感じなくなっていきました。生活するのにちょっとした努力が必要だからこそ、周りの人と協力し合うという雰囲気が生まれてくるのかもしれません。これは良い発見でした。
短い期間でしたが豊かさや幸せ、といったものに対する考えが大きく覆った5日間でした。ぜひまたタイに行きたいです。ありがとうございました。
体験に基づいたありのままの姿でタイを感じてもらえるよう、たくさんの人に見てきたことを話したいです。文化に違いはあるけれど、それも一つの暮らし方であって、ただ単に不便な生活を送っているわけではなくむしろ、人間的に温かなコミュニティーの中で生活しているということをぜひ伝えられたらと思います。
初めての海外ボランティアでいろいろと不安もありましたが、問い合わせると丁寧に質問に答えてくださったのが大変ありがたかったです。渡航前までに何をやったらよいかが一目で分かるチェックシートも役に立ちました。
現地で接するのは人です。簡単に「異文化交流」と捉えるのではなく、どうしたら人としてより深くつながりを持てるのか、ということを常に考えながら行動してみてください。